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IDC
「アイディーシー」 |
インストラクター養成コースの略で、各ダイビング指導団体のコースディレクターが開催するこのコースを受講し、IE(インストラクター資格評価試験)を受講する資格を得るためのコース。ダイビングインストラクターになりたいダイバーはこのコースを開催しているところを探して申し込もう。団体によっては、IDCとIEを合体させた、ITCを開催しているところもある。 |
IE
「アイイー」 |
インストラクター資格評価試験の略で、IDC修了者がこの試験をへて、晴れてダイビングインストラクターになれる。評価するのは基本的に各指導団体の本部職員が行われるものがほとんど。 |
ITC
「アイティーシー」 |
インストラクタートレーニングコースの略で、IDCとIEの両方を同時に行っている。ITCを見事通過すればダイビングインストラクターになれる。 |
圧外傷
「アツガイショウ」 |
スクイズと呼ばれているもので、圧力の変化により体内空間が空間の体積変化についていけずに、外傷をおうこと。簡単に言うとダイビング中の「耳抜きのトラブル」とか、肺の架膨張障害の総称です。 |
圧力
「アツリョク」 |
ある単位面積に作用する力もしくは重さの事で、日本ではKg/c㎡が多く用いられ、アメリカ方面だとPsi(ポンド・スクェア・インチ)が多く用いられる。ちなみ1気圧とは1,033Kg/c㎡のことをいいます。ダイビングの残圧計の単位に使用されています。 |
アナログゲージ |
指針式の水深計、残圧計のこと。デジタル式の水深計、残圧計と比べると誤差が多いのが普通。デジタル式のゲージのバックアップとして使用する場合がある。一般的には残圧計はアナログの物が多いが、水深計はデジタル式のものを使用している人が多い。 |
アルキメデスの原理 |
物体が液体に一部もしくは全体が漬かっているときに、その物体が押しのけているその液体の重さと同じだけその物体を浮かせようとする力を受ける。と言う原理で簡単に言うと浮力のことです。 |
アルミニウムタンク |
アルミニウムは柔らかく、打撃や不適当な取り扱いによる、傷がつきやすい性質を持っています。外壁はスチール製よりもかなり厚くする必要があるので外寸法が大きくなり、スチールに比べ浮力が大きくなり、ダイビングの後半にはプラス浮力になるものが多い。 |
アルティチュードダイビング(高所潜水) |
高所潜水とも言われ、標高400m以上の高所で行うダイビングのこと。富士五湖の本栖湖が有名。高所で淡水域なので特別な手順とルールが必要とされる。ダイブコンピューターの中では周囲圧を感知し、自動に高所モードになるものや、手動で高所モードに設定できる機能を持つものが多い。 |
アンクルウエイト |
一般的なドライスーツの場合はブーツまで一体化になっている事が多いので、どうしても足が浮き上がりやすくなります。そのために足首に少量のウエイトを付けて、ダイビング中のバランスを良くしてくれます。 |
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イルカ |
水棲哺乳類の一種で、魚に似ていますが、全て哺乳類の基本的な生体機能を具えています。クジラとイルカの違いは単に成長したときの大きさだけで、クジラもイルカも同じ仲間です。現在野生のイルカで一緒にダイビングできるのは、スノーケリングでは小笠原や伊豆七島の利島、御蔵島、スクーバダイビングではパースやカリブが有名。 |
一酸化炭素中毒
「イッサンカタンソチュウドク」 |
リクリエーションダイビングの世界ではほとんどありませんが、一般的には血液中のヘモグロビンと言う酸素を運ぶ物質は一酸化炭素と結びつくほうが200倍早く、呼吸中の気体に一酸化炭素が含まれているとヘモグロビンが酸素ではなく一酸化炭素と結びついてしまい、中毒症状を起こしてしまいます。一酸化炭素で汚染されている空気を呼吸すると言う事はまずありませんが、ダイビング直前の喫煙に注意をうながしている人たちもいます。 |
インストラクター |
スクーバダイビングを教える事ができ、ダイバーを認定出来る資格をもっている人。ダイビングインストラクターになる方法は各ダイビング指導団体によって異なりますが、一般的にはいくつかのコースを受け、アップデートしていった後に、IDCやITCというインストラクターコースを受講し、各ダイビング指導団体から認定を受けた人を言います。 |
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ウエイト・システム |
そのほとんどが鉛のウエイトとナイロンベルト等からなるベルト部、クイックリリース機能がついているバックル部からなり、付け心地がソフトなソフトウエイト(鉛の散弾を詰めたものや、袋状のベルトに鉛を入れたもの)などがあります。いずれも、いざと言うときに簡単にはずす事が出来る構造になっていて、緊急時の浮力の確保が容易に出来るようになっています。このウエイトの適切な量を知らないと潜降に苦労したり、水中の移動が大変になったり、腰の負担が増えたりとダイビング自体に影響を与えます。つける位置でバランスも崩れてくるので、注意が必要です。 |
ウェットスーツ |
ダイバーの体温を保持したり、外傷からダイバーを守ってくれます。ウェットスーツの保温の特徴から体にぴったりとしているほうが保温性が高くなります。逆にきつすぎると体温の循環の妨げになったり、着る事が出来ません。タイプはいろいろあり、ワンピース、ツーピース、シーガル、ロングジョン、ボレロ等ダイビングをする環境に合わせて選ぶ事が出来ます。 |
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エア・エンボリズム |
肺の過膨張傷害のひとつで、肺の空気が破裂した肺胞を通って、肺の毛細血管に入り込み気泡となり、他の毛細血管に栓をした状態になり、先の組織に血液が行き渡らなくなる状態。気泡が何処に回るかで症状が変わってきますが、肺の過膨張障害のなかではもっとも重大な傷害のひとつ。ダイビング中に息を止めないことで、簡単に予防できます。特に浮上中の呼吸は注意が必要です。 |
エキジット |
ダイビングでは水中から上がることをいいます。水から出る場所をエキジットポイント。水から出る方法をエキジット方法、ボートダイビングではそのボートの種類によりエキジット方法が変わってくるので、ブリーフィング時に確認する必要があります。 |
エントリー |
ダイビングでは水中に入る事をいいます。水に入る場所をエントリーポイント。入る方法をエントリー方法、ボートダイビングではそのボートの種類によりエントリー方法が変わってくるのでブリーフィング時に確認する必要があります。 |
エンリッチド・エア |
通常のタンクに酸素をブレンドし、窒素の割合を下げ、ダイビング中の減圧症のリスクをかなり下げる役割をします。ダイビング後疲労感もかなり少なく水中の視界もくっきりとなります。水中写真を撮るダイバーにはかなり向いているエアです。ですが、酸素濃度が濃いと言う事があるので酸素中毒の予防の観点から、適切なトレーニングを受講してからの使用に限られます。 |
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オープンサーキット |
開放回路式スクーバのことで、リクリエーショナル・ダイビングで通常使用されているスクーバシステムのこと。タンクの空気を吸い、排気を外部へ全て捨てると言うシステム。 |
Oリング |
タンクバルブにセットされていて、レギュレーターを取り付けた際にエア漏れを起こさないようにするわっか状のゴム。レンタルタンクでは使用頻度が高いために劣化している場合があり、レギュレーターを取り付け、バルブを開放した際にエアがリークするようならば、サービスに交換してもらう必要があります。 |
オクトパス・レギュレーター |
バックアップ空気源の一種で各ダイバーのファーストステージにつける予備のセカンドステージ。バディシステムの一貫としてバディへの責任として必ず付けておきましょう。バディチェックの際、バディのオクトパスがどのような形状をして、どのように使用するのかを確認しておくと、緊急のときに慌てなくて済みます。標準ダイビング器材の中で、唯一の緊急器材です。 |
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海流 |
広範囲にわたり風が一定方向にある程度の強さを持って吹き続ける結果移動する海水面の水の動き。世界最大の水の流れ。現在日本のダイビングシーンに影響を与えているものには「黒潮」という暖流と、「親潮」という寒流があります。 |
ガス圧力 |
液体内に溶け込んだ気体が液体内で発する圧力のこと。このガス圧の差があればあるほど、小さい方に多きほうからガスが溶け込む勢いが強くなる。飽和すると例えば空気に触れている液体の酸素のガス圧は0,21気圧です。 |
蝸牛殻 |
耳の内耳の組織で鼓膜の振動を耳小骨から末端耳神経に伝える液体で満たされた渦巻状のもの。圧力が著しくかかるとこの組織が破裂してしまう場合がある。正円窓はこの組織が中耳に飛び出ている部分です。 |
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気化熱 |
液体が気体になるときの熱量のことで、ダイバーの場合はウェットが濡れたり、体が濡れたりするときにその水分が気体になる場合に大量の熱が奪われます。特に夏以外のダイビング時は気化熱で奪われる体温のことも考えて、保温対策も必要です。 |
気胸 |
ダイビング用語として使用する場合は、肺の過膨張傷害の一種で過膨張して破裂した空気が、肺と肋膜の間に漏れ出して肺をつぶれた状態にしてしまいます。このように肋膜腔の空気で肺が縮んだ状態になってしまうことを気胸と言います。この予防も息を止めずに浮上速度に注意すると簡単に防げます。 |
器材 |
ダイビングの器材には標準器材と特別な器材があります。個々では、標準器材だけを列記しておきます。マスク、スノーケル、フィン、ブーツ、グローブ、スーツ、メッシュバック、BCD、レギュレーター、ゲージ、オクトパス、ウエイトベルト、タンク、ダイブコンピューター(最近は標準器材です)の以上になります。この中では、タンクとウエイトそのもの以外はダイビングするときは自分の器材を持っている事をお勧めします。 |
喫煙 |
ダイビングでは直前の喫煙は遠慮したほうがいいと思われます。また、肺の海面活性質を弱くしてしまったりする事があるので、基本的にはお勧めできません |
共生 |
ともに同じところに違う種類の生物が生活をしていることで、ともに利益をえている場合は双利共生、片方しか利益を得ていない場合は片利共生といいます。代表的は双利共生は「テッポウエビ」と「ダテハゼ」です。 |
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クイック・リリース・バックル |
ワンタッチで外せるダイビング用のウエイトベルト等についているバックルの事。ダイビング中水面等でウエイトベルトを外さなければいけない状況に陥ったときに簡単に外せるような構造のバックル。 |
クローズド・サーキット |
閉鎖回路式スクーバのことで、吐く息を再利用し、呼気の二酸化炭素を除去し酸素を補充する。排気泡が出ずに、少ないタンク容積で長時間のダイビングを可能にする。主に軍隊とかテクニカルダイビングで使用されています。 |
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計器類 |
ダイビングでは絶対必要な情報があり、そのほとんどを計器類からえています。一般的な計器類は「残圧計」、「水深計」、「コンパス」、「ダイバーズウォッチ」で、おのおのから必要な情報を得ていますが、最近では「ダイブコンピューター」も標準器材になりつつあり、さらにいろいろな情報を提供してくれ、リスクが少なくなっています。 |
頚動脈洞反射 |
ダイバーがきついウェットスーツやフードを着用し、頚動脈を圧迫する事により血圧が高いんじゃないかと体が感知して、心臓の心拍数を下げてしまい血液の供給が減少する事。適切なサイズのスーツ、フードをかぶる事によって予防する事が出来る。 |
減圧症 |
大気圧より高い空気を呼吸する事により通常よりも過剰の窒素が体に解けこみ、その状態で呼吸した圧力よりも低い周囲圧に戻るとき、過剰に体に溶け込んだ窒素が多すぎたり、あまりにも急激に周囲の圧力が下がったりして周囲圧の変化に溶け込んでいる窒素の排出が間に合わなくなり、通常気泡の存在していない場所に気泡ができる状態。気泡の発生した場所により症状が異なる。また、高所でダイビングをや、ダイビング直後に飛行機に搭乗したり、高所に移動すると減圧症のリスクは高くなります。ダイブテーブルやダイブコンピューターに従った潜水計画が減圧症のリスクを回避してくれます。 |
減圧モデル |
減圧症のリスクを避けるために、体内に窒素がどのように溜まるか、またどのように排出されるかを数学モデルにのっとり計算したもの。現在いのダイビングではハルデーンのモデルが一般的に使用されています。 |
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高圧ポート |
レギュレーターのファーストステージについている空気孔のことでタンクの圧力がそのままかかる空気孔をいいます。残圧計を付ける場合に使用されます。 |
呼吸死腔 |
呼吸の空気量のなかで、呼気が気管、口腔、鼻腔に残り最初にその空気を吸気してそれから外部の新しい空気が入ってくる。その呼気が残ってしまう部分を呼吸死腔といいます。ダイビング中はスノーケルやセカンドステージを咥える事によりこの呼吸死腔が増えてしまうので、ゆっくりとした大きめの呼吸が推奨されます。 |
コマーシャル・ダイビング |
水中での作業から収入を得るダイビングの事。リクリエーショナル・ダイビングとは分けられています。いろいろなダイビングスタイルがあり簡単なものから、重装備で作業条件が厳しいものまでさまざまです。 |
鼓膜 |
耳の中耳の部分にあり音を感じる器官で、内部が空間になっているためダイビング中に水圧の変化が起こり圧力が増加すると内側にへこむため、耳抜き等の圧平衡の手段を用いて、通常の状態を保たないといけません。圧力が減少する場合は膨張する空気は自動的に逃げていくため、特別な場合以外は圧平衡の手段を用いる必要はありません。 |
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サーチ・アンド・リカバリー |
水中にてある特定の物を探し、引き上げるというテクニック。各指導団体ではスペシャリティーなどのコースを設けている事が多い。 |
サーモクライン |
隣接する水が温度が違う事によってその水が接しているところがかげろうのようになっている状態。水底に平行に出来る場合もあるし、壁のように垂直に出来る場合もある。ダイビングで出会う場合は水温が低い方に移動した場合は透明度がよくなるケースが多い。 |
再圧チャンバー |
ダイビングの場合は減圧症の治療施設としてしようする。空気の力で加圧をし減圧症の症状がみられない状態にしてその後徐々に大気圧に戻していくと言う治療を施す。実際に減圧症になってしまった場合は再圧治療が早ければ早いほど高い効果が得られます。減圧症の予防は無理のないダイビングの計画とゆっくりとした浮上です。 |
最大深度 |
ダイビング中の一番深いところ。反復潜水の計画を立てる場合にはこの深度を基準に計画を立てます。 |
サイナス |
副鼻腔の事で、眉毛の上や、ほほ骨の内側などにある空間のこと。通常はダイビング中は圧平衡をする必要のない空間ですが、風邪やアレルギーにより充血をしていると空気の通り道がふさがり、トラブルとなります。体調の悪い時期、花粉症の時期のダイビングを避けるようにします。 |
サイレント・バブル |
減圧症の症状を発生させない微小なきほうのこと。静気泡、無症状気泡と呼ばれています。減圧症の症状は起こさないがドップラー検知器で測定できる気泡のこと。 |
残圧系 |
ダイビング中のタンクの空気の圧力をモニターするための計器。レギュレーターのファストステージの高圧ポートに柔軟性のある高圧に耐えられるホースに接続して使用します。日本の場合はkg/c㎡、アメリカではPSIという単位を使用する場合が多い。 |
サンゴ |
腔腸動物の仲間で、イソギンチャクと同じ仲間の動物です。ほとんどの場合定着して石灰質の基盤を作成してさんご礁などを形成します。 |
酸素中毒 |
酸素分圧が1,6ata以上になると酸素が原因となり中毒症状を引き起こします。また、0,5ataから1,4ataの酸素分圧の場合は長時間さらされる事によって、1,4ataから1,6ataまでは偶発性の範囲に入ると言われています。要は高い酸素分圧に長時間さらされなければならない中毒です。このような理由からエンリッチド・エアを使用したダイビングをするためにはきちんとした講習を受講して十分な知識が必要になります。 |
三半規管 |
内耳の平衡感覚や姿勢感覚をつかさどっている部分。外リンパ液によって蝸牛殻とつながっているため、圧力変化に対する耳の反応が、聴くと言う事だけでなく平衡感覚にも影響を受けてきます。 |
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シールズ(SEALS) |
U.S.NAVYの特殊戦闘チ-ムのこと。映画の脚本にもなったアメリカの海軍のダイバーの最高峰の訓練を受け、どのような環境にも活躍できるようにトレーニングを受けている軍隊ダイバーのエリート集団。 |
潮の干満 |
海水が地球、太陽、月、の三つの天体の相関関係によって移動すること。この動きによって沿岸では潮流が発生し、時には強い流れになる場合がある。ダイバーは事前にダイビングポイントの干満の時間と干満の差を調べるとよいでしょう。潮汐表は簡単に手に入り全国何処でも正確に知る事ができます。 |
視覚の逆転現象 |
通常水中の物体は近く見えますが、ある条件下では遠く見える場合があります。例えば、深度が深かったり、水が濁っていたりという場合です。このときにかなり近くのものでも実際より遠く見えてしまうことを「視覚の逆転現象」と呼んでいます。 |
耳小骨 |
中耳にあり、鼓膜の振動を増幅して内耳に伝える器官。 |
ジム・スーツ |
商業的に初めて成功したダイビング用のハード・スーツ。ジム・ジャレットと言う人物の名にちなんでジム・スーツと呼ばれていている。 |
シャロー・ウォーター・ブラックアウト |
スキンダイブをする前に、ハイパーベンチレーションをしすぎて、体から二酸化炭素を追い出しすぎたときに、普段のスキンダイブより二酸化炭素の増加の刺激が少なく、呼吸を促すレベルまで行かず酸素をどんどん使い続け、スキンダイブの浮上中に酸素分圧が急激に下がり、何の警告もないまま、ブラックアウトが起こってしまうこと。スキンダイブ時のハイパーベンチレーションのやりすぎには注意しましょう。 |
縦隔洞気腫 |
肺の過膨張傷害の一種。肺胞が破裂したことによって胸郭の中心部分に空気が溜まる事による障害。縦隔胴に溜まった空気が心臓や血管を圧迫して循環の妨げになる場合もある。予防方法は呼吸を止めずにゆっくりと浮上する事で簡単に避ける事が出来る。 |
雌雄同体 |
一つの個体がメスとオス両方になりうるもの、卵と精子を両方同時か別々に産むものもいます。 |
シリンダー |
タンクのことです。一般的にはアルミニウム製とスチール製の二種類があり、ダイバーのウエイト量に影響を与えます。一般的にはアルミニウムタンクは残圧が減るとマイナス浮力気味からプラス浮力へ変化するので、スチール製タンクよりウエイト量を増やす事が必要とされます。 |
シングル・ホース・レギュレーター |
現在スクーバ・ダイビングに使用されているレギュレーターの形式。吸気用のホースが一本存在するのでこのような名称で呼ばれる。これに対し排気用のホースも存在する形式をダブルホースと呼ばれています。 |
深度計 |
さまざまなタイプがあるが、ダイビング中の深度を計る計器。ブルドン管式や、毛細管式、ダイヤフラム式、オイル封入式、デジタル式など。どのタイプもある程度の誤差があるが、デジタル式の深度計が一番精度が高く、万が一のバックアップのためにアナログの深度計と合わせて使用するのが望ましい。 |
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水圧 |
水の力でその物体にかかってくる圧力の事。ダイバーには海では水深1mごとに約0,103kg/c㎡。淡水では1mごとに0,1kg/c㎡の圧力が増加されていきます。ただし、ダイバーの周囲の圧力は水圧だけではなく、大気圧も作用するのを忘れないでくさい。 |
水中カメラ |
水中で撮影可能なカメラの事。ポラロイドカメラから一眼レフ、デジタルカメラまで多種多様のカメラが市販されています。 |
水中スクーター |
ダイバー・プロパルジョン・ビークルのことで、フィンキックしなくても長距離を移動できたり、エネルギーの節約をしながら、広範囲の移動を可能にする装置。はじめは講習を受けた方がよいでしょう。 |
水中スレート |
水中でダイバー間のコミュニケーションを取るためのプラスチック製の板。鉛筆で書き、乾燥したら消しゴムで消す事も出来ます。 |
水中用時計 |
ダイバーズウォッチのこと。アナログ式とデジタル式の両方があり、デジタル式の場合はログのデータを取れるものが多い。 |
スクイズ |
圧力調整がなされない空間に、水圧によって体の組織が押し込まれた状態のことをいい、違和感や圧迫感を感じます。水圧による圧外傷の一種です。空間のあるところで発生するので、dryスーツとか、マスクとかでも発生する可能性があります。 |
スクーバシステム |
最近の一体型システムを「インテグレーテッド・スクーバ・システム」といい、BCD・REG・ゲージ・OCTのことをいいます。最近では、ウエイトシステムもこの中に入ってくるものもあります。 |
スチール・シリンダー |
鉄製のタンクの事で、アルミニウム製のものより強度があるため、内容量が同じ場合は外寸は小さくなります。そのため、同容量のアルミタンクにくらべ、浮力特性にすぐれ、ウエイトの量が少なくてすみ、残圧が少なくなっても浮き上がる傾向にはなりません。 |
スノーケル |
水面に顔を付けたままにしておいても呼吸の出来る筒状のもの。スクーバ・ダイバーは潜降するまでのタンクの空気節約の目的で水面を泳ぐときや、水面で休憩するときに使用します。また、セカンドステージに咥えなおす事を考えると、マウスピース部分がフレシキブルなタイプの方が使い勝手がいいといえます。 |
スペンサー博士 |
減圧症の研究の功労者で、減圧症の研究にはじめて、「ドップラー検知器」を導入したひと。ドップラー検知器の導入でこれまではわからなかった、サイレント・バブルの存在や現在のダイブテーブルの作成に大きく影響してきました。 |
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正円窓 |
内耳の蝸牛殻が耳管に飛び出ている部分で、卵円窓が鼓膜からの音の振動を伝えられるのを助ける役割をしています。 |
セミクローズド・サーキット・スクーバ |
オープン・サーキットとクローズド・サーキットのそれぞれの特徴を組み合わせて、欠点を無くそうとしたシステムです。呼気の再利用をしながら、炭酸ガスを取り、酸素を足していくと言う方法で、小型のタンクでかなりの長い時間のダイビングが可能です。ただし、酸素濃度のブレンドの変更が出来ないため深度制限を設ける方向にあります。 |
潜水旗 |
ダイブフラッグの事で、この下にダイバーがいることをダイバー以外にも提示します。例えばボートでは、ダイブフラッグの半径30から60mくらいは離れて航行してくれます。 |
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組織ハーフタイム |
組織に窒素が吸収されるメカニズムを説明するときに使われる用語のことで、半飽和時間のこと。例えば10分のハーフタイムの組織はというと飽和状態の半分まで窒素が溜まる時間は10分と言う事です。これは理論上の呼び名なので10分ハーフタイム組織がどこということはありません。 |
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大気圧 |
海水面上にかかる空気の重さによる圧力の事。気圧とほぼ同じ意味で使用されますが気圧は変化するが、大気圧は基本的に便宜上1.03kgとします。 |
ダイビング後の飛行機搭乗 |
飛行機に搭乗すると上空は気圧が海抜面よりも下がるので減圧症のリスクが高くなります。原則的に12時間以上はダイビング後に時間を空けてから搭乗されるのがよいでしょう。 |
ダイビング・ナイフ |
ステンレス製もしくはチタン製などの錆びない素材で出来ていて、のこぎり状の刃とカギ刃、通常の刃が備わっているものが一般的です。 |
ダイブ・コンピューター |
窒素吸収の計算をしてくれて、減圧症のリスクを回避してくれる時計と水圧センサーがついていて現実的な窒素量を計算してくれるもの。他の機能としてログメモリーや、ダイブプロフィールを表示するものもある。最近は残圧計の機能もあり残圧で後どれくらい呼吸ができるか表示してくれるものがある。 |
ダイブ・テーブル
(ダイブプラナー) |
各ダイビング指導団体が作成している窒素の蓄積の早見表。各指導団体によって若干のデータの違いがあります。PADIではリクレーショナルダイブプラナーという。 |
ダイブ・フラッグ |
潜水旗の項目参照 |
ダブル・タンク |
2本のシリンダー(タンク)から空気を供給して呼吸すること。長時間のダイビングを可能にする。リクリエーショナルダイビングでは最近ではあまりしゆする事がなく、シングル・タンクの場合がほとんど。 |
ダブル・ホース・レギュレーター |
呼気用と排気用の二種類のホースをつけ、頭の後ろで排気をするスクーバ・システムのこと。現在のシングル・ホースタイプよりもかなり大変だったために最近はほとんど使われていない。 |
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窒素酔い |
窒素のような不活性ガスがダイビングで分圧が上がり、麻酔をしたような感じになり、多幸感や判断力の低下、あやっまた行動を取らせてしまうもの。深いダイビングをしなければ簡単に予防でき、もしバディーが不可解な行動を水中で取るようだったら浅いところに連れて行きましょう。 |
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低圧ポート |
レギュレーターのファーストステージの部分にあるホースを取り付けるところの、セカンドステージやBCDやドライスーツ用の吸気用のホースを取り付ける部分。最近は高圧ポートとねじ径が帰られているものが多い。 |
DIN規格コネクター |
ヨーロッパのレギュレーターとタンクバルブをつなぐときに用いるもので、ファーストステージがオスねじになっていて、メスねじになっているタンクバルブに直接ねじ込んでファーストステージを取り付けるもの。 |
テクニカル・ダイビング |
リクリエーショナル・ダイビングの限界を超えるような、特殊な器材や手順を必要とするダイビング。
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動脈血ガス・エンボリズム |
肺の過膨張傷害の一種のエアー・エンボリズム(空気栓寒症)が動脈の方に空気が回ってしまう場合の事。動脈を移動して最後には気泡が血液の循環を阻害し塞いでしまった場所より先へは酸素が供給されなくなってしまいます。 |
ドプラー超音波検知器 |
超音波を用いて、体内の気泡を検知するための装置の事。これを用いる事により、減圧症の研究が飛躍的に進んだ。 |
ドライスーツ |
手首のところと首のところでシールして中に水が入ってこないようにしてあるダイビングスーツのこと。保温性が高く、直接体が水に濡れないので疲労感が少なく、伊豆方面で日帰りダイビングをしたり、寒冷地でダイビングをする場合などは便利です。最近ではクロロプレンゴムとコーテッド・ファブリックの2種類が使用されているものが多いが、日本ではクロロプレンで作られたドライ・スーツの方が一般的です。ドライ・スーツは適切な講習を受けてから着るようにしましょう。 |
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ナイトロックス |
酸素をブレンドした空気のこと。通常の空気よりも減圧症のリスクを減らせ、利点が多いが、酸素分圧が高くなるので注意も必要になる。適切な講習の後に使用すべきです。 |
ナイフ |
ダイビングナイフは一般的に通常の刃に加え、引ききる為ののこぎり状の刃、ロープを切るためのカギ刃等がついているものが理想です。 |
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認定証 |
俗に言われるCカードというのは「Certification(認定)」からきており、ダイビングをする場合に各レベルの認定に必要な条件を満たしていると言う証明のために提示するカードの事。経験を証明するものは「ログ・ブック」で日記帳みたいに各ダイブ毎に記入します。 |
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バースト・デスク |
タンク・バルブに付いている仕掛けで、タンクの圧力が規定の圧力より過剰になった場合にタンクが破裂するよりも先に、このバースト・デスク(破裂防止栓)が破け空気を逃がす構造になっています。 |
ハードコーラル |
サンゴのような硬い骨格構造を作成する刺胞動物の総称。 |
ハードスーツ |
人間の体に触れる部分は1気圧にし、簡単にいうと、人間の形をした潜水艦の中にダイバーを入れ潜る装置の事。かなり特殊な潜水方法です。 |
ハイドロ・テスト
(耐圧テスト) |
スクーバ・シリンダーの試験の一つで常用圧力の3分の5倍の圧力をかけどれくらい膨張するかを調べるテスト。高圧ガス取締法で3年に1度のテストが義務づけられています。 |
肺の過膨張障害 |
肺の中の空気が浮上と共に膨張し、圧力過剰になった肺が裂けてしまう障害のこと。裂けて流出した空気がどこに回るかで、エア・エンボリズム、気胸、縦隔洞気腫、皮下気腫に分けられます。 |
ハイパー・カプニア
(高炭酸症) |
体内に二酸化炭素が過剰になってしまった状態。頭痛や意識障害起こりうる場合があります。簡単な予防は水中ではリラックスし、激しい運動を避け、十分な大きな深い呼吸をする事です。 |
ハイパー・ベンチレーション(過換気) |
スキン・ダイブをするときに息ごらえ時間を長くするテクニックで体内の二酸化炭素を減らすことができます。ですが、過度のハイパー・ベンチレーションはスキン・ダイビング時のシャロー・ウォーター・ブラックアウトを誘発するのでするべきではありません。3,4回にとどめておくべきです。 |
ハイポカプニア(低炭酸症) |
意識的なハイパー・ベンチレーションのし過ぎで起こる、体内の二酸化炭素が極端に少なくなる状態。軽いめまいや意識喪失を伴う場合もあります。 |
ハイポキシア(低酸素症) |
体内の酸素が欠乏している状態。ハイパー・ベンチレーションのし過ぎでスキン・ダイビングをした場合呼吸を促す二酸化炭素レベルが下がりすぎ、体内の細胞が酸素欠乏状態になり浮上中急激に意識を喪失する事を「シャロー・ウォーター・ブラックアウト」といい、これはハイポキシアの結果です。 |
ハイポサーミア(低体温症) |
体の深奥部体温が下がってしまった状態。ダイビングでは水温に対して不適切なスーツを使用した場合になりやすい。 |
歯のスクイズ |
治療中の虫歯で詰め物をしている場合は、その処置が不適切だと歯と詰め物の間に空間を作ってしまい、歯のスクイズを起こす場合があります。ダイビング前に歯の治療は終わらせるか、担当医にダイビングをする事をしっかり伝えましょう。 |
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フィン |
ダイバーの移動を可能にするための足につけるヒレのこと。最近はスクリューの原理を応用した先が割れているフィンが主流を占めつつあります。 |
BCD |
Buoyancy Control Divies(浮力調節装置)の略で、空気の力を利用してダイバーの浮力をコントロールするシステム。最近は用途によってさまざまなタイプがあります。 |
ヒート・エグゾーション
(熱疲労) |
熱いコンデションの中でダイバーがスーツを着たままいたりするとなるかるいショック状態のこと。 |
ヒート・ストローク(熱射病) |
ヒート・エグゾーションからさらに暑さにさらされ続けると生理機能がひどく低下し、体温の調節がうまくいかなくなります。その状態をヒート。ストロークといい、かなり危険な状態です。真っ赤になり発汗は伴わないのが普通で水風呂に入れるなどの処置がひつようになります。 |
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ファースト・ステージ |
スクーバ・システムのタンク・バルブに取り付ける部分で、この部分でタンクの圧力を中圧に落とし各セカンドステージや、インフレーターホースにエアを供給します。ダイヤフラム式とピストン式があり、一般的にはバランスタイプと言い残圧に関係なく安定した中圧が作り出せる構造になっているものが主流です。 |
ブルドン管 |
計器に使用されている圧力を感知する管のようなもので、一般的なアナログの水深計や残圧計に用いられています。 |
フロート |
水面に浮かしておき、潜降ラインやダイブ・フラッグを固定したり、水面ステーションとして使用したりするもの。一般的にはナイロンカバーの中に車のタイヤのチューブを入れるものが多い。 |
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ヘリウム |
大深度潜水などの高圧下で窒素の影響を防ぐ為にヘリウムを混ぜた混合ガスを使用するダイビング・スタイルもあります。 |
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飽和潜水 |
長期間の水圧下にいる場合に使用するダイビング・スタイルで、混合ガスを使用し、大規模な水面ステーションとサポート体制が必要なかなり大掛かりな潜水。 |
補助空気源 |
バックアップ空気源ともいい、万が一に備えて予備の空気源を確保するもの。オクトパスやインフレーターにセカンド機能が付いているものが一般的で、他にも小さなタンクにレギュレータの機能を付けたものをメインのタンクの横に独立して付けるようなものもあります。 |
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マスク |
水中で視界をクリアにするためにつけるもの。人間の目は水中の屈折率には対応していないのでマスクがないと焦点が合いません。マスクをつけて水中のものを見ると約35%近く見え25%大きく見えるといわれています。 |
マスク・スクイズ |
マスクと顔の間に空間が出来、圧平衡をしないとその空間でスクイズを起こしてしまいます。予防は簡単。鼻から息を出すだけです。 |
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毛細管式深度計 |
目盛りの周りを毛細管がぐるりと回っていて水に入るとその管の中に圧力によって徐々に水が入り、目盛りのどこまで水が入っているかを見て深度を理解します。高所潜水の場合は理論深度を直接見る事が出来るので換算表を見る必要がなくなります。 |
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ユタスキー管 |
耳にある中耳と咽喉をつないでいる管。俗に耳管と呼ばれています。この管があるおかげでダイバーは耳の圧平衡が出来るので、風邪をひいていたり寝不足で顔がむくんでいたりするとこの管がつまり気味になり、圧平衡がしにくくなる場合があります。 |
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卵円窓 |
耳小骨の振動を内耳に伝える耳小骨が内耳に振動を与える部分。ここの振動が外リンパに圧力を与え聴覚神経にその圧力が伝わり、脳で音として感じる事が出来ます。 |
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リザーブ・バルブ |
タンクのバルブの種類でJバルブと呼ばれ、残圧が規定の数値になると、いったん出なくなりレバーを倒して残りのエアを供給するもの。昔の残圧計のない時代のダイビングにしよされていたもの。残圧計を使用してこのバルブを使用する場合はリザーブ機能を使用しないようにレバーを倒した状態で使用します。 |
リフト・バック |
サーチ&リカバリーなどで、水面に捜索物を引き上げるのに使用する、熱気球型の空気を入れる袋の事。大きさは引き上げるものによってさまざまなものがあり、オクトパスなどで空気を入れていく。 |
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レギュレーター |
タンクからの空気を周囲の圧力に減圧しダイバーに空気を供給する装置。ファースト・ステージとセカンド・ステージ、それをつなぐホースからなりファースト・ステージで一次減圧を行い、セカンド・ステージで周囲の圧力と同じ空気に調整をしてエアを供給する。 |
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ログ・ブック |
経験を証明する為のダイビングをした記録を残していく、日誌みたいなもの。ライセンスはそのレベルの講習を終了した証明をしてくれますが経験を証明するのはログ・ブックのみなので、両方共にダイビングするときに提示を求められる事が多いです。 |
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その他、ご不明な点等ございましたら、お気軽にスタッフまでお尋ね下さい。
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